UbuNtu -I am, because of you-

青年海外協力隊としてアフリカ・マラウイから帰国した管理栄養士によるブログ。栄養のことはもちろん、アフリカで感じた生き方や海外で活躍する栄養士について書いていきます。

家庭の教育と5S

Mzimbaで行われていた5Sの研修から帰ってきました。

 

久々の任地Karongaはやっぱり暑いです、今は気温低い時期なのに。。

 

夏本番がかなり不安なやまたつです。

 

 

さて、改めて5Sとは何か少しだけ説明します。

 

1、Sort

 

2、Set

 

3、Shine

 

4、Standardize

 

5、Sustain

 

です。

 

日本語では整理、整頓、清掃、清潔、しつけといったところでしょうか。

 

ここで日本人の僕たちからすると、「そんなことで研修なんてあるの?」と疑問に思う方もいると思

います。

 

が、わざわざプロジェクトが立ち上がる程の規模でこれらのことをやっています。

 

途上国、特にアフリカはまだまだそういう段階なのです。

 

僕たちが幼稚園くらいの頃から母親や先生に言われて、自然にできることが当たり前と思っていますが、それは当たり前ではなく素晴らしいことです。

 

出したものは使い終わったら元の場所に戻す。

 

みんなが使う場所はきれいに使う。

 

マラウイでは大人でもこれらが難しいみたい。

 

もちろんマラウイだけではありませんが。。

 

改めて日本の家庭レベルの教育が大切なことだと気づきました。

 

日本の教育は古いとか、いろいろ言われていますが、時代が進むにつれて適応している部分とそうでない部分を分けて考えるべきだと思います。

 

昔からの教えも大切。

 

新しい教えも大切。

 

僕の同級生も最近は結婚や出産していますが、家庭の教育や家族の絆を大切にしていってほしいと思います。

 

 

今週末は先輩隊員の送別会のため首都へあがります。

 

僕は運営係りとしてキッチンを取り仕切ります。

 

誰かに作る食事は気合が入りますね。

 

今から楽しみです。

 

 

~今回のレシピ~

誰かを幸せにするとしたら家族から。その前に自分。

 

 

↑北の都Mzuzuの自然

 

07/07/2013

取り戻せないタイミング

最近は良くないことが続いています。

 

幸いにも健康を害しているわけではないですが、なんだかなぁといった感じの、やまたつです。

 

またまた暗い話題で申し訳ないですが、今後に活かしていくためにも記録します。

 

金曜日にDM(糖尿病)患者さんがひとり亡くなりました。

 

昨日はその人の家に出向き、昼食をいただきながら栄養指導を予定していました。

 

当日になり、患者の弟に確認の電話をいれると「昨日、兄は死んだ」と信じがたい言葉が返ってきました。

 

ただ、呆然とすることしかできなかったです。

 

死因はわかりませんが、彼はまだ38歳。

 

日本では若すぎるくらいですが、マラウイではこれくらいの歳で亡くなる事もよくあるたい。

 

なんだか噛み合わない歯車に意気消沈です。

 

しかし、午後からは同僚の家に行き、新しく病院で始めてみようとしているビジネスの話し合い。

 

いつもお金がないを理由に患者への食事がおろそかになっている現状をなんとかしたいので。。

 

彼の息子と一緒に遊んでとっても心癒されました↓

 

 

 

やはり子供はいいですね。

 

来週は出張が続くので、体調崩すことのないようにやっていきたいと思います。

 

 

~今回のレシピ~

失敗から学ぶ。学んだ後に行動する。

30/06/2013

マラウイアンの扱い方

6月も終わりを向かえ、来月に向けての活動計画を立てています。

 

今月は思うようにいかなかったことが多かったので、反省点が。。

 

来月からは新年度に切り替わるので、また新しいことができそうです。

 

今日も意欲に燃える、やまたつです。

 

 

ここにきてからいろいろと"試すこと"が続いています。

 

僕の活動を一言で言うと【受け身】。

 

自分が主体となって何かするようなことは、しないつもりです。

 

それは持続可能ではないから。

 

たぶん僕がいなくなったら誰もやらなくなって、廃れて終わる。

 

そんなの意味のあることとは思えません。

 

幸い僕のCP(カウンターパート)は意欲があってとても頼りになる人なので、彼に任せていれば継続は可能です。

 

その他のスタッフが問題。

 

ボスであるCPが不在となると何もことが進まないのです。

 

活動を始めて約2ヶ月、いろいろとマラウイアンを観察してると共通点が見えてきました。

 

それは、、

 

1、自分の生活に直結することには興味を示さない。

 

2、飽きっぽい。

 

3、発想力や応用力に欠ける

 

などなど、欠点ばかりで申し訳ないですが。

 

「一緒にご飯でもどうだ」と言ってくれるところはとってもいいところだと思いますよ。

 

話を戻しますがマラウイアンの扱い方、それは【小学生と同じ】なのではないかと思います。

 

ミーティングでもすぐ話それるし、10分過ぎたくらいから聞いてないし。。

 

自分の興味あることしかやらないし、やっても長続きしない。

 

同僚は僕よりも年上ばかりですが、僕は小学生だと思ってます。

 

大人を相手にしていると思うと、「何でこんなこともできないの?」と変にストレスをためてしまうので。

 

相手が小学生なら「初めてだもんね、できなくて当然だよね」ってなります。

 

ストレスをためないこと、これは活動を円滑に進めていく上で欠かせないことだと思います。

 

余談ですが、マラウイアンは計算が苦手なのにお金の話は大好きみたいです。

 

お金が絡まないと行動しないというのは途上国では多いと聞いていたので、日本にいるとき栄養士でありながらも、休日にセミナーなどで経済を学んでおいて良かったと思いました。

 

人を選んで経済、ビジネスの話をしています。

 

そう、今後キッチンの食材費を稼ぐためにちょっとしたビジネスがしたいからです。

 

前任の方が"モリンガ"という葉をパウダーにしたものを売る活動をしていましたが、今はかなり廃れてきています。

 

そこでモリンガを活用してちょっとした栄養教育も含めたビジネスをやろうと計画中。

 

来月から本格始動です。

 

お金の管理がやや心配ですが、スタッフ達でやらせようと思っています。

 

今回は写真がないですが、ちょっとした近況報告でした。

 

 

~今回のレシピ~

夢を捨てるのも自分、夢を叶えるのも自分。夢はいつも叶えられるのを待っている。

28/06/2013

マラウイ暮らし(ドミトリー)

おはようございます。

 

マラウイは雨季も終わりに近づき、これから寒い季節になります。

 

が、気温がプラスの限り元気な北海道出身のやまたつです。

 

 

さて、マラウイに赴任して約2週間。

 

時差ボケもすっかり治り、生活リズムも整ってきました。

 

マラウイの主食"シマ"にも慣れました。

 

今回は現在暮らしているJICAドミトリーを紹介したいと思います。

 

赴任して1ヶ月間はオリエンテーションや語学訓練があるため、首都のドミトリーに宿泊します。

 

ドミトリーには先輩隊員や任国外旅行で来た方々も宿泊できます。

 

では、早速!

 

外観はこんな感じです↓

 

 

 

とっても質素な印象。。

 

中へ入るとまずは玄関↓

 

 

 

靴がたくさんです。

 

一応、隊次ごとに棚が割り振られていますので整理はできている、、かな?

 

広々リビングには漫画や書籍がたくさんあります↓

 

 

 

語学系や旅行関係、その他多少の専門書はそろってます。

 

結構ドミトリーは広いです↓

 

 

 

ここはPC室↓

 

 

共有のPCやプリンター等があって、ここで資料作成やインターネットもできます。

 

free Wi-Fiも使えるのですが、赴任してから今まで使えた試しがありません。

 

ネット会社の怠慢みたいで今月から契約を解除して別な会社にするとかしないとか。。

 

まぁ、ここはマラウイなのでのんびり待ちましょう。

 

ネットは専用のドングルを使ってやってます。

 

日本の1/1000の速さらしいので遅いですし、料金は自腹です。。

 

これはJICAがマラウイで行っている一村一品活動でできた商品を販売しているコーナーです↓

 

 

 

One Village, One Product(OVOP)をはじめ、いろいろ売ってますよ。

 

参考までに【OVOP】↓

 

[OVOP in Malawi]

 

さて、場所は変わってキッチン↓

 

基本は昼食は外食、夕食は自炊してます。

 

今隊次には栄養士が僕を含め2人いるのでね。

 

お次はベッドルームへ↓

 

 

部屋は男女別で、男4と男8の部屋、女4、女4、女6に分かれています。

 

中はこんな感じ↓

 

 

ここは男部屋。残念ながら女部屋の撮影は僕にはできません。

 

ドミトリーには救急ルームもあります↓

 

 

ここは体調崩した人や、一人になりたい人など特別な理由があれば使用できる部屋です。

 

どうしても集団生活になるとストレスも溜まりますよね。

 

まぁ、僕はストレスフリーで、羽伸ばしてくつろいでますが。

 

これがバスルームです↓

 

 

思っていた以上にキレイで快適です。

 

もちろんお湯も出ます!嬉しすぎ!!

 

最後はテラスです↓

 

 

ここでBBQやったり、卓球もできちゃいます。

 

タバコを吸う方はここで。

 

という感じでマラウイでは暮らしています。

 

オリエンテーションも終わり、いよいよ来週から語学の勉強です。

 

今隊次3人のうち僕だけがトゥンブカ語、他2人はチェワ語です。

 

トゥンブカ語は北部で話されている言葉なんです。

 

同じマラウイでも言葉が違うなんて。。

 

しかも似てるのかなと思ったら結構違うし。。

 

先生とマンツーマンで頑張りますよ。

 

ということで僕はGreat元気にしています。

 

 

~今回のレシピ~

 

シマを食すことでマラウイアンの気持ちになってみる。なれなくてもなってみる。

理由なんていらない

マラウイの任地に赴任して約2ヶ月、街で知り合いに声をかけられることが多くなってきました。

 

その際、誰なのかを思い出すのが結構難しいです。

 

なので最近は出会った人とはなるべく電話番号を交換して、手帳に出会った日とその人の特徴を書いておくようにしました。

 

Do you remember me? とはもう言われたくない、やまたつです。

 

 

今週は始まって早々、訃報がありました。

 

TB(結核)で自宅療養していた患者が日曜日の夜に亡くなったとのことです。

 

本来であれば今日のお昼にクリニシャンと診療に行く予定でしたが、もうそれはありません。

 

なんだかとても脱力感があったので、今日は早めに活動を切り上げて帰宅しました。

 

この患者の一家は彼と妻、6人の子供がいます。

 

大黒柱が病で倒れたため、一家の経済はストップしています。

 

在庫の食材は、メイズ粉、米、ダメになった大豆粉、小魚、どれも一家が食べていくには十分な量ではありません。

 

病院が毎週食材を提供していましたが、足りているかどうかはわかりません。

 

病院には完全に隔離できる病棟がないので、彼のような感染力の強いTB患者は入院できず自宅療養になるのです。

 

 

大黒柱を失った家族の行く末は。。

 

たぶん親戚などがある程度は助けてくれるでしょうが、厳しい生活を強いられそうです。

 

こうゆう経済的な問題は栄養にも教育にも影響してきます。

 

どこから問題解決をしたらいいのか、この国の問題は複雑に絡み合っていて難しいです。

 

あまりにも死が身近にある日常。

 

自分の感覚が麻痺しないように、思考をとめないようにしたいと思います。

 

何か行動を起こすときは、理由を探す前にとにかく始める。

 

良くも悪くも、理由は後からついてくるから。

 

明日は、気持ちを切り替えて活動を再開します。

 

今週にやりたいことは終わらせて、週末はランチに招待されているのでそれを楽しみます。

 

といってもDM患者の家族に招待されているので、完全に栄養士としての参加ですが。。

 

 

~今回のレシピ~

何かしたい者は手段を見つけ、何もしたくないものは言い訳を見つける

 

25/06/2013

MOTTAINAI

最近は日本では感じることのなかったストレスに悩まされています。

 

イライラしたときはとにかく寝てます。

 

寝ることが自分なりのストレス解消法と気付いた、やまたつです。

 

 

マラウイに来て3ヶ月。

 

些細な疑問がありました、それはマラウイの食に関するもの。

 

マラウイの食事では野菜が少ないです。

 

でも全く食べないわけではなくて、葉物野菜がよくでてきます。

 

チャイニーズキャベツというチンゲンサイみたいな野菜が安くてメジャーなのですが、葉っぱ部分しか食卓には上がりません。

 

病院でもそうです。

 

数日前にたまたま生ゴミを入れているゴミ箱をのぞいたら、なんと葉以外の部分が捨てられているではないか!!

 

思わず叫びました「MOTTAINAI」と。

 

 

 

ただでさえ、食材がないとか言っておきながら、可食部の約半分を捨てるとは。

 

でもこれがマラウイのカルチャーらしいのです。

 

たしかに街のマーケットで食事しても葉の部分しか出てこないので、大半のマラウイアンは葉しか食べないようです。

 

葉以外の部分にも栄養あるし、不足しがちな食物繊維が豊富なんです。

 

マラウイアンは「この部分は固い」と言います。

 

僕に言わせたらマラウイのスジばった牛肉の方が固いです。

 

そこで、食べれるということを証明すべく調理開始。

 

中国人の友達からもらった謎の調味料(たぶんラー油)を使って一品↓

 

あとは、マラウイの食文化にはないスープを作りました↓

 

キッチンスタッフに振舞ったところ好評をいただきました。

 

ラー油炒めの方はすこし辛過ぎたみたいですが。

 

工夫すれば食べられること、栄養豊富なことをアピールして、なんとかこの部分を使ってもらえないか今後の課題です。

 

そしたら食材費節約できるので♪

 

本当にこの国はお金との戦いです。

 

何をするにも「お金がない」「モノがない」とみんな言います。

 

ないなら何とか工夫しようと考える人はごくわずかです。

 

僕はそういう発想というものもマラウイアンに学んでほしいと思います。

 

まずは態度で示そうと。。

 

 

~今回のレシピ~

"人生というゲームは、配られた手札でどう戦うか"全ては自分次第。

 

22/06/2013

カルテって??

毎日バナナ食べてます。

 

庭のバナナ君も順調に育っていて癒されてます。

 

写真はありませんが、今朝の朝食はバナナ3種盛りのやまたつです。

 

 

今回はマラウイの病院で使っているカルテについて書きます。

 

といってもカルテありません。

 

とだけ言うとここで話は終わってしまうので、続きを言うと、カルテみたいなものはあります。

 

患者は病院にくると「ヘルスパスポート」というものをもらい、そこに日付やもらった薬などの記載がされて、あとは自己管理です↓

 

 

 

これは新品なので何も書いてませんが、ここにぐちゃぐちゃな文字で書かれます。

 

マラウイアンは読めるらしいけど、僕にはさっぱりです。

 

外来患者はこんな感じですが、入院患者のはこんな感じです↓

 

 

 

A4の紙に施術したこと殴り書き。

 

アセスメントなんて、名前、出身地、年齢。

 

あとは病状に応じて体温や血圧、血糖値とかちらほらあるくらいです。

 

そう、患者の情報が少なすぎるのです。

 

まぁ、逆に患者の情報が取れたところでできる治療も限られてますが。。

 

日本との違いに呆然。

 

こういう中でも医療がすすめられるマラウイはいろんな意味ですごいと日々思います。

 

毎日亡くなる人も何が原因かは定かではありません。

 

医療がこういう感じなので、やはり予防しかこの国にはないと思わざるを得ません。

 

ということで、マラウイに来て約3ヶ月。

 

いろいろと考え、行動しています。

 

僕の2年間がこの国にとって少しでも良い刺激を与えられたらなと思っています。

 

 

~今回のレシピ~

問題ないと思っていることが、すでに問題である。

 

20/06/2013