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青年海外協力隊としてアフリカ・マラウイから帰国した管理栄養士によるブログ。栄養のことはもちろん、好奇心の赴くまま生き方の多様性について書いていきます。

"あの病気"が地球規模で血液型分布を決めた⁉︎ 〜感染症と血液型の関係〜

突然ですが、みなさん何型ですか?

新型!とか言わないでください。。。よくいう人いました、小学生の頃は

血液型の話ですので

僕はO型、今まで血液型を見事に言い当てられてきた、やまたつ(@TatsuyaOyama)です

 

先日、血液型と免疫について面白い記事を見つけたので解説しながら紹介したいと思います。

 

血液型とは?

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1900年、オーストリアLandsteinerラントシュタイナー(18681943)の偉大な功績。

人の血清に他の人の赤血球を混合すると、凝集する(固まる)場合と凝集しない場合があることを知って、血液に型のあることを発見しました。

これが今日のABO血液型で、この発見は、血液に型のあることが知られていなかったために発生していた血液型不適合による輸血事故を減少させ、輸血を発展させるきっかけとなりました。 

ABO血液型では、血液はA型、B型、O型、AB型の4つに分けられます。

赤血球を調べてみると、A型にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはABの両抗原がありますが、O型にはどちらの抗原もありません。

一方、血清には、赤血球と反応する抗体があって、A型にはB抗原と反応する抗BB型にはA抗原と反応する抗AO型には抗Aと抗Bがあります。ところがAB型にはどちらの抗体もありません。

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参考:日本赤十字社 兵庫県赤十字血液センター

 

病気に一番強い血液型は?

「免疫学的に、いちばん病気に強いのはOです」

そう言い切るのは免疫学の権威として知られる、東京医科歯科大学藤田紘一郎名誉教授。

人間ドックを受けた成人5000人の血液から、白血球の成分の一種、リンパ球の割合を調べたところ、O型が39%と全血液型のなかで最多でした。

次いでB型が37%、A型が36%、AB型が34%という結果が出ました。

免疫物質であり、ウイルスや細菌と闘う抗体は、リンパ球から作られます。

リンパ球が多いということは、抗体がよく生産されていることを意味するのです。

 

血液型によって免疫力に差があるの⁉︎

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O型の人は、血漿(けっしょう)中で抗A抗体と抗B抗体という2つの抗体を絶えず作り続けています。

つまり、免疫力が常に活性化されているということになります。

O型と対照的なのが血漿の中で、抗A抗体も抗B抗体も作られていないAB型。

よってAB型の免疫力は、ほかの血液型と比べて最も低いという。

では、抗B抗体を作っているA型と、抗A抗体を作っているB型では、どちらが免疫学的に優位なのか。。

A抗体を作るほうが免疫力は高くなるため、2位がB型。そして3位がA型ということになります。

 

動物、植物、細菌にも血液型がある

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血液型があるのは人間だけ、なんて思っていませんよね?

人間の歴史は細菌やウイルス、寄生虫といった病原体との闘いの歴史でもありました。

人類がこれらの病原体や病気そのものと深く関わり合う中で、体内に血液型物質ができたと考えられています。

地球上のあらゆる細菌は、それぞれA型、B型、O型などの血液型物質を持っています。

そして、約200100兆個ともいわれる人間の腸内細菌も、やはり血液型物質を持っていることが知られています。

 

藤田名誉教授のある実験

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腸内細菌の代表格である大腸菌属の細菌類でも、その種類によってA型物質を持つもの、B型物質を持つものなどに分けられるといわれています。

B型物質を多く持つサルモネラ菌を、人間の各血液型の血漿に混ぜ、菌の増殖を調べました。

その結果、サルモネラ菌A型とO型の血漿ではあまり増殖せず、B型とAB型の血漿では大幅に増殖しました。

A型とO型の人は抗B抗体を持つ血液型。

それがB型物質を持つサルモネラ菌の侵入に対して働き(抗原抗体反応)、菌の増殖は阻止されます。

そのため、A型とO型は菌に感染しにくく、仮に感染しても重症化しにくかったことが予測されます。

A型物質を持つ大腸菌でも同じ実験をしたところ、やはり(抗A抗体を持つ)B型とO型の血漿ではあまり増殖せず、(抗A抗体を持たないA型とAB型の血漿では大幅に増殖しました。

肺炎球菌はB型物質を多く持っているので、B型とAB型は抵抗力が弱いと言えます。

このように血液型によって細菌やウイルスに対しての免疫に差があることがわかっています。

 

地球の血液型分布にも影響

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感染症のなかには、民族の血液型構成に影響を与えたものまであるのではないかという仮説があります。

梅毒もその一つ。

梅毒はもともとアメリカ大陸の地方病でした。1492年にコロンブス一行がアメリカ大陸からヨーロッパに持ち込み、拡大しました。

20世紀なかばに特効薬のペニシリンが開発されるまで猛威をふるった感染症です。

O型の人は梅毒に感染しにくく、重症化もしません。特にAB型の人がかかりやすく、重症化しやすい。

アメリカの先住民の9割がOであることは事実であり、ヨーロッパも比較的O型優位の人口構成になっています。

西アジアで大流行したのはコレラ

インドのベンガル地方で発生し、激しい下痢で身体の水分を奪われ、12日でコロリと死んでしまうほど恐ろしい病気でした。

B型の人はコレラへの抵抗力があり、O型の人は重症化しやすかった。

その結果、コレラが流行したインドのベンガル地方パキスタンアフガニスタンなどは、もともとB型優位の国ではありましたが、コレラによってO型の人口が減り、さらにB型の割合が増えたと考えられています。

一方、血液型に対するマラリアの影響は大きいとの見解があります。

マラリアは、世界的に見て最も患者が多く、また犠牲者も多い感染症のひとつです。

アフリカを中心に毎年40万人以上が死亡しています。

そのマラリアO型は強い抵抗力を持ち、そのほかの血液型は重症化しやすいと90年代から言われ始め、今日までにそのデータが世界中で確認されています。

マラリア流行地帯と非流行地帯では、O型の比率が大きく異なるという。

流行地帯であるナイジェリアでは87%、スーダンでは62%、ケニアでは60%がO型です。

逆に、非流行地帯では北欧のフィンランド66%、スウェーデン62%、スイスは60%が非O型分布になっています。

そのため、マラリアが地球規模での血液型分布を決めたのではないかとの仮説が提唱されているほどです。

参考:血液型でわかる健康

 

まとめ

感染症と血液型に密接な関係があり、世界規模で血液型分布に影響を及ぼしていたなんて。。

気候変動の真っ只中、あらゆる感染症の分布が広がる中、これから血液型分布も変わって行くのか。

この先10年後も未来がどうなることやら。