UbuNtu -I am, because of you-

青年海外協力隊としてアフリカ・マラウイから帰国した管理栄養士によるブログ。栄養のことはもちろん、好奇心の赴くまま生き方の多様性について書いていきます。

親が先か、子が先か

今日は朝からフラッとマーケットへ行ったところ、偶然の出会いに遭遇して気分も上々。

 

来週末に大きな仕事ができるかもしれない約束を取り決めてきました。

 

やはり人当たりに恵まれていると実感しています、やまたつです。

 

 

今週ぶつかった新たな壁、それは…

 

"親が先か、子が先か"

 

何かというと優先順位

 

今までは低栄養でも子供と大人がいたら、子供を優先していました。

 

食材の量とか予算の関係上しかたがないんです。

 

ですが、今週、自宅訪問した患者さんは一家の大黒柱。

 

TB(結核)が、それも特別な種類ため感染防止の観点から入院ができない患者でした。

 

彼が病に倒れると、一家の収入が途絶えるため、妻や子供達が大変になります。

 

家に残された食材は米、メイズ、多少の野菜、ミルクぐらいしかありません。

 

油も高くて買えないとのこと。

 

患者はかなり痩せており、一回の食事量も少ない。

 

スケールを持っていって測ったところ、彼の昼食の摂取量は以下の通り↓

 

1、シマ 74g

 

2、野菜(ノンオイル) 15g

 

3、チャンビコ(ヨーグルト) 56g

 

合計した推定の栄養量は、

 

147kcal、たんぱく質4.9g、脂質2.0g程度。

 

到底足りません。

 

ですが十分な食材もなく、彼の摂取可能な量も限られているため大変難しい問題です。

 

経済的な問題が栄養、教育など全ての問題に絡んできます。

 

とにかく、アドバイスできることといえば、食事回数を増やして摂取量を増やすこと。

 

この患者のように入院できないTB患者は過去にも数人いて、2名が亡くなり、2名が快復したらしい。

 

彼もなんとか助けたいと思います。

 

 

 

最近まで正しいと思っていた子供優先が、揺らいできました。

 

親を亡くしたらその子供はどうなるのか。。

 

難しい問題です、優先順位。

 

ケースバイケースではあると思いますが、今後も戦っていくことでしょう。

 

根本原因を解決しようと鷹の目を持って物事を見ていましたが、時には虫の目を持って、目の前のことを考えることも大切だなと思いました。

 

来週も彼のところへ訪問予定です。

 

毎週一回、多少の食材を病院から提供しているのでそれについていきます。

 

彼をなんとか完治させて、自分の仕事に自信をつけたい。

 

そもそも彼が入院できないのは、病院にしっかりした隔離病棟がないのが原因↓

 

ここ一応TB患者の隔離病棟です。

 

ドア1枚で、しかも開けっ放しですが。。

 

患者訪問といい、毎日の仕事といい、いつ感染してもおかしくない環境ですが、何とかなってます。

 

TBについての詳しい情報はこちら↓

 

 

マザーテレサにはなれないけど、救える人がいるなら救いたい。

 

医者じゃないし看護師じゃないけど、栄養士にもできることが何かあるのではないかと日々考え、行動に移しています。

 

とにかく動く。

 

これをモットーにまた活動していきます。

 

 

~今回のレシピ~

物事が動かないなら、自分が動く。すると見え方が変わってくる。

 

15/06/2013

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